なぜ住民投票に反対?
これが5回の住民投票の内容です。
どうも「住民投票に5回反対→市民の声を聴かない市長」という印象になっているようですが、私はもちろん住民投票は大事な制度だと思っていますし、大事な市民の権利だと思っています。
しかし一方ですべて住民投票に託することがいいとも思っていません。そういう意味では5回ともそれぞれにしっかり考えた上で、一つずつ出した結論がたまたま「反対」だったということです。
住民投票の請求は、有権者の2%以上の署名が集まったら、住民投票をするかどうか議会で議論されます。市長はそこで意見を述べることになっています。住民投票は、英国のEU離脱などもそうですが、とても重いものです。市長が住民投票の実施に賛成するということは、それまで様々な議論を積み重ねてきたにもかかわらず「結論を市民に任せる」という判断をするということです。私はそれが市長として責任ある態度かどうか、一回一回真剣に考えました。決して住民投票の結果を怖れたのでも、「市民の意見を聴きたくない」という姿勢でもないことを明確にお伝えしたいと思います。(それぞれの反対理由はここでは省略します)