どんな長崎を目指すの?
昭和の観光都市から21世紀の交流都市へ
私はMICE施設をつくりたがっていると思われているかもしれません。でも、多くの皆さんとともにチャレンジしているのはもっと大きな進化です。
開港以来450年間、交流を発展のエネルギーにしてきた長崎が、時代の変化に対応して新しい交流を創り出し、それをエネルギーとして今後も発展するという進化。それを「昭和の観光都市から21世紀の交流都市へ」と表現しています。
具体的に話しましょう。
これまでの長崎は国内観光オンリーでした。でも国内観光客は人口減少すると減ります。そこで新しいお客さんが必要になります。たとえばV・ファーレンとの試合の応援に来る人、会議に来る人、外国人観光客などです。そういう意味では、もう「観光客」という呼び方はふさわしくなくて、「訪問客」の方がふさわしい時代です。長崎もこれからは観光都市というより、もっと幅広い人が来る交流都市になる必要があります。MICEのお客様はその一つなのです。